20171130夜、ギジレン歌劇団(加筆修正)

混沌だった。

 

全公演終了したらしいのでネタバレ解禁の感想を。

 

混沌だった。

 

 

 この舞台、たぶんやばいと思う点がいくつもあった。

チケットを交換して会場に入る。

入場と同時に目がいったのは

舞台上に立つハゲと青年とジジイ。

ジジイが中心となって舞台上で諸注意とも雑談とも思えることを果てしなく喋っている。

後々知ったのだがこのジジイこそがギジレン主催の方であった。

だがその事実を知らない僕は目の前のジジイをイカれた水戸黄門として扱っていた。

 

イカれた水戸黄門率いる劇団。やばいと思った。やばかった。

 

(※捕捉、ジジイは付け髭等で露骨にジジイっぽくしているだけで、実際は金子ノブアキ系のイケメンでした。本当にジジイだったらジジイ呼ばわりためらうよ。)

 

そして周辺にお手洗いが見当たらなかったので僕は近くのスタッフにトイレの位置を聞いた。

するとスタッフは舞台上のハゲを指さし「あのハゲの右後ろです。」と丁寧に教えてくれたのだ。

ハゲをモニュメントとして扱う舞台。そりゃやばいよ。

 

会場は自由席でまだ客席も空いていたため上手側3列目の一番右へ。

やけに上手1、2列目の席が埋まっていて不思議に思った。

と思ったらその最前列にどんがいた。

 

どん。もうこのブログの読者に説明はいるまい。

ほりきりのブログなのに全記事内容の4割くらいを占めている気がするこの名前。

奴は2列目の関係者?と思わしき人らと話していたため後ろを向いていた。

そのため僕は着席前にそいつと目があった。あってしまった。

お互いあっという顔をした後「はじめまして!どちらから来られたんですか?」と聞かれたのでアッもう役なんだと思った神奈川県民のぼくは咄嗟に「品川です」と微妙な嘘をついた。僕は品川になんの思い入れがあったのだろうか。

あっ、そういえば品川で僕に焼肉おごってくれたしのくん、元気にしてるかなぁ。

 

それと同時にこいつの誕生日プレゼントに買ってきたメルティキッスの袋完全に見られたやんけーというサプライズ大好きおじさんとして致命的な失態であった。悲しみに暮れつつも舞台が開演する。

 

それほど高低差を感じないステージと背景にでかでかと掲げられた「ギジレン村へようこそ!」の文字。

 

ここで僕は大きな勘違いをしていたことに気づく。

 

いやジジイの正体に気づくのはもっと後のことだ。そこじゃない。

 

 

舞台と言えば登場人物総出演のOP、

この舞台のOPに合わせ最前列に(まだ)座ってたどん達も立ち上がった。

 

 

 

そう、どん達

 

 

 

 

僕が関係者と思っていた上手全列の集団。

こいつら全員関係者じゃない。キャストだ。

 

 

僕の前に座っていた集団がジャンプで席を飛び越えていく。

僕はその光景に肝を抜かれると同時に実質最前列となってしまった。

小恥ずかしいのとリアクション薄い人間なのであえて避けてきた最前列にまさかこんな形でなろうとは。

僕が膝上に置いたメルティキッスが丸見えの事実はもう考えないことにした。

 

 

舞台の印象は

 

❶ギジレン村を活気付けよう!

歌劇団作ろうぜ!

❸ぼくのかんがえたさいきょうのかげきだん

 

というイメージだ。

割合でいうと3が全体の98%である。

 

 

様々なストーリーをオムニバス形式で展開していくのだが、

細部までは情報量がある意味多すぎるので僕個人のお気に入りをピックアップして書く。

だがごめん登場人物の名前も各話のタイトルは全然覚えていないので

僕の独断極まりない勝手なあだ名とタイトルで書く。

 

 

1、厨二病全開ふんどし魔人

V系だべ!」みたいな話から生まれ出たストーリー、珍しくかっこいいマントのモデル体型な青年が来たと思ったらあっという間に服が割かれた。その破かれ具合ときたら桃太郎の誕生を彷彿とさせる。

そして割かれた服と共に顔を出す赤ふんどし、

話の内容的に裕福な家庭に生まれたけどなんやかんやで荒れちゃったふんどしマンが悪魔と契約して荒れてたのをジジイが右腕のサイコガンぶっ殺す話だった。

 

そして僕の印象深かったシーンはこのふんどしマンの回想シーン

ロリふんどしを演じるのは、モデル体型とは似ても似つかぬジャイアンボディ。例によって赤ふんどし一丁である。心なしかふんどしのガード率も少し危なげだ。

またこのノリふんどしが綺麗に舞い踊ること

それはもう彫刻の天使のよう。

僕には彼の背に羽と手にラッパが見えた。

あの赤ふんどしの舞いはこの舞台を通して一番下品で一番上品だった。

 

 

2、チーム学生

どんもいたので自然と注目する話だったのが、

この話で特に魅力的だったのはカウントダウンTVみたいなオタク。

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真ん中のこいつ。

このオタク、実際に聞いてほしかったとしか表現できないのが悔しいがオタクにオタクを乗せた上にペースト状のオタクを塗りつけた上に粉末状のオタクをまぶして最後にすりおろしたオタクを添えたようなオタクヴォイスで話すのだ。

彼の第一声は絶対笑う。しかも恐ろしいことにだんだん慣れて自然なものと受け取ってしまう。

 

話の内容もスクールカーストを強調しつつも否定的な要素はぜんぜん無く、むしろ愛されるオタクのあり方を証明してくれた気がする。どん含め学生組は「こういう奴、クラスに一人はいた(笑)」というリアリティを出せててとてもよかった。

個人的に好きなのはオタクの友達の三代目とか好きだけど今ひとつイケてないごつ男。

悪態のつきっぷりやスニーカーのダサさがなんとも絶妙かつ最後をもってく一番おいしいキャラに見えた。

 

 

3、どん家vsネコ

どんの持ち曲?があると目次的なのに書かれていたので最初から注目していたエピソード。

僕の見た回はたまたまどんのドルオタ時代の友人が多かったらしいのだが、それも相まってなのかステージ上で歌い踊るどんが地下アイドルの様に見えた。実際に活動してたら運営の金持ち逃げして脱退とかすんのかなーとか考えていた。この時点でだいぶ思考能力が低下していたことがわかる。

この時のみくにちゃんがエロかったのと、どんの変態っぷりは演技じゃない2点は確実に保証する。

出番が終わって席(忘れてるかもしれないが僕の前らへんゾーン)に戻ったどんが脇目も振らず2リットルの水をがぶ飲みしてるのを見て大変そうだなぁと同時に女捨ててるなぁと思った。全身全霊だったのがとてつもなく伝わる瞬間だった。

 

あとこの場面はガヤの赤ふん天使ぽっちゃりんと万年ブルマスーパーマンがいい味出していた。お茶の間には少々気まずいシーンでも彼らがいることで笑いやすくなっていたと思う。あのブルマいつ着替えるのか気になってたがとうとう最後までブルマだった。逆にいつからブルマだったっけ。あれ。

 

 

4、大団円・無限スパンキング帝国華撃団

舞台もいよいよクライマックス、演者が全員舞台へ上がり一斉に行進し始める。僕の目が確かなら、女性キャストは全員スリッパを構えている。

僕はこの辺から笑うことすら忘れ口と目を見開くことしかできなかった。

檄!帝国華撃団!!」の曲に合わせ、男性キャストが一歩前に出て前傾姿勢になる。女性キャストは一歩後ろに引き下がり、突き出た男性キャストのケツに手を添え、スリッパを振り上げる。そして怒涛のサビに突入する。

 

パァン!!パァン!!

サビに合わせ砲撃のように轟くスリッパ。

その音色は漢たちの覚悟の叫び。(パァン!!!パァン!!!!)

 

走れ!(ン!!!)高速の!(パァン!!!!)帝国華撃団(パァン!!!パァン!!!!)

 

客席から見える漢達の汗みずくの額、メガネも落とした彼らは最後の陣形を描く。

 

キャストが二つの円を舞台上に作り上げる。メビウスの輪にも似たそれの中心に一人の、いや一つのケツがそびえ立つ。

パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!パァン!!!!

一つのケツ目掛け数多のスリッパが咆哮をあげる。

僕はその光景が一つの星へ集まりゆく流星群のように見えた。

ラストはギジレンの危機を救うため宇宙へ飛び立つシーンで幕を閉じる。

 

ビッグバン。宇宙の神秘。この舞台はバカを極めた哲学。そう思った。

興奮のあまり僕は手元のメルティキッスの箱を思いっきし開けていた。

中古のメルティキッスはそのまま奴への誕生日プレゼントにした。

 

この舞台には帝国華撃団を含め色々と小ネタがあったみたいなのだが無知ゆえ気づける点が少なかった。だが気づけずとも終始笑わせてもらった。

僕は聴いたことがなかったので今この記事を書きながら帝国華撃団を聴いているのだが、

曲中で謎のスリッパ破裂音が脳内補完されるようになってしまった。

どんが誕生日でなければこの劇団を訴えるところだった。

 

次は酒飲んでから鑑賞したいギジレン歌劇団、面白かったです!!!!!!!